top of page

Google検索テクニック完全ガイド:デスクリサーチで使える技術10選【後編】

更新日:2024.12.23
彼女のラップトップで

情報過多の現代において、必要な情報を短時間で見つけ出すことは、ビジネスや学習に欠かせないスキルです。特にデスクリサーチ(机上調査)では、正確さと効率性が求められます。

 

本記事【後編】では、Google検索をフル活用するための応用テクニックを厳選してご紹介します。探しづらい情報を発見する方法やトレンド・最新情報を取得するテクニックなどすぐに使える応用テクニックを徹底解説。

前編で解説した基本テクニックと後半で解説する応用テクニックを駆使して、情報収集の効率と精度を飛躍的に向上させるスキルを身につけましょう。
前編をまだ読んでいない方は、ぜひ前編をご参照ください。

​目次

6. 応用テクニック: 探しづらい情報を発見する方法​

 6-1. キャッシュページを確認する (cache:)

 6-2. 類似サイトを探す (related:)

7. トレンド・最新情報を取得する方法

 7-1. 期間を限定した情報を探す方法(before/after)

 7-2. Googleニュース検索を活用する

8. スマートフォン・音声検索の活用

 8-1. 音声検索を活用する

 8-2. Googleレンズで画像情報を取得

9. 実践テクニック: 検索方法の組み合わせで効率アップ

10. まとめ: 応用テクニックでリサーチ力を強化しよう

6.応用テクニック:探しづらい情報を発見する方法​
通常の検索方法では見つけづらい情報にアクセスするには、応用的なテクニックが欠かせません。このセクションでは、削除されたページのキャッシュ確認や、類似サイトの検索など、情報収集の幅を広げる高度な検索方法を解説します。
6-1. キャッシュページを確認する (cache:)

キャッシュ機能を活用することで、削除されたり一時的にアクセスできないページの内容を確認することが可能です。Googleは検索エンジンがクロールした際にウェブページを保存しており、「cache:」コマンドを使うことでその保存データを閲覧できます。

 

​ 例:「cache:https://example.com

6-2. 類似サイトを探す (related:)

特定のサイトに似たコンテンツや情報を提供しているサイトを探したいときに役立つのが「related:」コマンドです。この機能を活用すれば、競合サイトの発見や、関連性の高い情報源の拡充が可能になります。​

 例:「related:https://example.com

7.トレンド・最新情報を取得する方法

最新のトレンドや直近の情報をいち早く収集することは、意思決定のスピードと正確性を高める上で欠かせない要素です。本章では、Google検索を活用して、期間を限定した情報を効率的に探す方法や、ニュースに特化した検索で鮮度の高い情報を入手するテクニックを解説します。

7-1. 期間を限定した情報を探す方法(before/after)

特定の期間内に限定した情報を効率的に探したいとき、Google検索の「before:」と「after:」コマンドは非常に便利です。このテクニックを使えば、特定の年や日付以降、または以前に発表された情報を簡単に絞り込むことができます。

​​

  • 「after:」: 指定した日付以降の情報を検索します。
    例:「after:2020-01-01 マーケティング動向」

     

  • 「before:」: 指定した日付以前の情報を検索します。
    例:「before:2019-06-30 AI市場レポート」

7-2. Googleニュース検索を活用する

リアルタイムで最新のニュースやトレンド情報を収集するには、Googleニュース検索が非常に有効です。特定のトピックや業界に関連する速報性の高い情報を迅速に得ることで、意思決定や分析の質を高めることができます。
  • ニュースタブを利用する:Googleでキーワードを検索し、検索結果画面の上部にある「ニュース」タブをクリックすると、そのトピックに関連する最新のニュース記事が表示されます。
    例:「AI トレンド」→ AIに関する最新記事を一覧表示。
  • Googleニュース専用ページを活用する​:Googleニュースに直接アクセスすると、世界中の最新ニュースをカテゴリごとに確認できます。検索ボックスにキーワードを入力することで、特定のトピックに絞り込むことも可能です。
8.スマートフォン・音声検索の活用

スマートフォンの進化により、情報収集の手段はより直感的でスピーディーになっています。音声検索では、キーボード入力なしで必要な情報を瞬時に取得でき、Googleレンズを使えば画像から直接情報を引き出すことが可能です。この章では、スマートフォン特有の機能を活用し、時間や手間を大幅に省くリサーチテクニックを詳しく解説します。

8.1 音声検索を活用する

手が塞がっている状況での情報検索が可能であり、テキスト入力やブラウザ起動の手間を省くことで素早く情報にアクセスすることができます。また、会話的な自然な言葉での検索が可能です。

活用例

  • 近隣情報の検索:「近くのガソリンスタンドを探して」といった質問で、位置情報を活用したリアルタイムの結果を取得。
     

  • 簡単なタスクの実行:「リマインダーを設定して」や「タイマーを15分にセット」など、音声検索から直接スマートフォンの機能を操作。
     

  • 専門的な情報のクエリ:「2024年のデジタルトレンドは?」といった質問で、タイムリーなニュースやレポートを検索。

8.2 Googleレンズで画像情報を取得

Googleレンズは、画像や実物を通じて情報を検索できる革新的なツールです。文字の入力や音声検索が難しい場面でも、写真やカメラを使うだけで関連情報を取得できます。特に、物理的な対象や視覚的なデータから直接情報を引き出したいときに、驚くほどの効率を発揮します。

活用例

  • 商品情報の取得:店舗で見つけた商品をスキャンし、価格比較やレビューをチェック。
     

  • 翻訳の即時表示外国語の看板やメニューをスキャンして、その場で翻訳。旅行やビジネスシーンで活躍します。
     

  • 植物や動物の識別植物や動物の写真を撮影して、名前や特徴を確認。学習や趣味に最適です。
     

  • QRコードや名刺情報の取得:名刺やポスターに印刷されたQRコードをスキャンして、関連情報やウェブページにアクセス。

9. 実践テクニック: 検索方法の組み合わせで効率アップ

Google検索の基本テクニックや応用テクニックを単独で使うだけでなく、複数の検索方法を組み合わせることで、さらに効率的かつ的確に情報を収集することができます。この章では、検索の組み合わせ技を活用して、リサーチの精度と速度を大幅に向上させる実践的な方法を解説します。

検索方法の組み合わせ例

  • ファイル形式指定 + サイト検索 (filetype: + site:)特定の形式のファイルを、特定のサイト内から探します。

    例: filetype:PDF site:example.com マーケティングレポート

    公式サイト内のPDF形式のマーケティングレポートをピンポイントで検索可能。
     

  • 期間指定 + フレーズ検索 (before:/after: + “ “)特定期間内の正確なフレーズを検索します。

    例: after:2022-01-01 before:2023-12-31 "AI市場動向"

    指定期間内に発表されたAI市場の動向に関する記事を特定。
     

  • タイトル検索 + 除外検索 (intitle: + -)特定のキーワードを含みつつ、不要な情報を除外します。

    例: intitle:SEO -初心者
    タイトルに「SEO」を含むが、「初心者」を除外した専門的な情報を収集。

10. まとめ: 応用テクニックでリサーチ力を強化しよう

Google検索における基本テクニックと応用テクニックを習得し、組み合わせて活用することで、情報収集の効率と精度は飛躍的に向上します。本記事で解説した方法や内容を振り返り、日常的なリサーチに取り入れることで、次のような効果が得られます。

  1. 通常の検索では見つけにくい情報にアクセスし、より効果的な情報収集を行える。

  2. 最新のトレンドや情報を取得することで、ビジネスや個人の意思決定に寄与する。

  3. スマートフォン機能を最大限活用することで、課題解決をより素早く、効率的に行える。

応用テクニックは、基本テクニックと組み合わせて活用することで、日常のさまざまなシーンにおいて精度の高い、効率的な情報収集からビジネスリサーチを行うことができます。

前編、後編を通して、Google検索テクニックにおける基本から応用テクニックまでを解説してきました。基本と応用テクニックを使いこなせば、リサーチの質が向上し、業務の効率化や学習の成果も加速します。本記事を読み終えた皆さんは、情報収集のプロフェッショナルへの一歩を歩み始めたことでしょう。

​お問い合わせ

​会社概要資料の請求はこちらから

送信ありがとうございました

東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C

bottom of page